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日々のCOLLAGE

先日、伊丹市立美術館で行っている、高橋秀+藤田桜『素敵なふたり』展を

観ました。

高橋秀さんは89歳のアーティストで、その作品を初めて見たのは私が19歳前後の

学生の頃でした。

超シンプルモダンで、曲線の色の塗り分けだけでエロスを表現したもので、

こんなに何も装飾しなくて、色と色の塗り分けだけでなぜかエロティックを

匂わせるなんてすごいなーと思って見た記憶があります。

『芸術新潮』という美術雑誌で、ローマでオーバーオールを履いて耕運機に乗る

高橋さんはポニーテール頭で、とても素敵でした。

アートという最先端の感覚を研ぎ澄ましたものだけが作れる神技が、畑を耕し

農作業をしながら作られたものなんて、バブル真っ只中の日本では考えられない

ことだったんです。

そう思ったのは、私だけかもしれませんが。

 

シュッとした作品とは違う、地に足のついた異国での生活というのは、ふつふつと

過ごす思春期の私にとっては夢の様な暮らしでした。

 

2019年の今は、日本の各地方でそこで生まれる・そこにしか無いものに価値が

高まり見直され、人が集まり新しく世界に発信する世の中に大きく変わりました。

 

 

今回の展示を見て、一周回ってまた出会うというこの不思議な体験の意味を、

自分なりに考え、これからのことに生かせられたらいいなと思いました。