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日々のCOLLAGE ・課外授業編
今日からSIETSISISIは、営業しております。
明日の日曜も営業しております。
今週に上がってきた秋物も早々と、少しですが並んでいます。
良かったらお立ち寄りくださいね。
先日は、ソシエテ・リベルテ事務局主催、運営協力
『BusinessCafe関西』←clickの『見え方のデザイン』というお話を
聞きに行ってきました。
丹波県民局・環流プロジェクト推進事業といって、丹波に限らず
大阪近郊の方たちが集まり、経済優先の世の中から個人の
個性を大事にしながら地域とどう交わり暮らしていくか、と
いうトークセッションでした。
携帯の普及とともに、価値観が大きく変わりました。
数字が大きくなることが、幸せへの一歩といった経済優先の
世の中から、心の充実という社会になりました。
心の充実というのは、ものすごく難しいと思います。
人と触れ合うことによって充実する人もいれば、逆に人に
関わることで心が落ち着かなくなったりする人もいるはずです。
そんな時、同じ様な価値観や趣味趣向の人に出会うと安心したり
確認できたりすると思うのですが、これが目に見える名刺や看板
ではなくて、話すコミュニケーション・見るコミュニケーション
で安心して繋がれるのです。
他の人から一目見て理解でき、説得力のあるものとして
(デザイン)表現してみましょう〜ということかな、と理解しま
した。
先ずは自分を知ることからです。
デザインと一言で言っても、様々なことを意味します。
『自分をデザインする=暮らしを変える』
例えば、髪型って絶対の絶対で気にいる様にしますよね?
それも自分をデザインすることだと思います。
ロングだった人がショートにすると、印象が変わるだけでなく
生活の時間の使い方が変わったりします。
その様に時間や価値観を自分でデザインするのです。
20代の真ん中くらいに、作家『森瑤子』にはまりました。
森瑤子というと、『バブル期』を駆け抜けたバブリーで濃い〜
印象を持たれると思いますが、もう少しフランクな私生活を書いた
エッセイなどは、『おばさん』に辛口で面白いお話でした。
手元にもうないけど、今でも頭の片隅に残っています。
(香港に行くきっかけとなったのも、森瑤子の『リパレスペイの月』
でした。)
私生活を書いたものの中で、当時超売れっ子で次から次へと
仕事をしないといけないので、秘書をやとうのですが、その秘書も
忙しいサイクルに巻き込まれ、何かお願いしようにも手が回らず
秘書のまた秘書を雇わなければいけなくなり、その次の秘書も
忙しくなってしまいまたその次の秘書を雇わなければいけなく
なって、家の中に自分の居場所が無くなって、台所で原稿を
書いているという面白いお話がありました。
何人もの秘書がいても、子ども達の『母』旦那さんの『妻』の
代わりは雇えないので、仕事と家庭の間でてんてこ舞いする自分を
笑いとエネルギーに変えて燃え尽きたんだなーと思います。
そういう時代は彼方に行ってしまいました。
今生きていたら、80歳くらいでしょうか。
バブリーに自分をデザインした森さんは、どんな80歳を生きている
のだろうと想像します。
自分の生活を、活字に置き換えるとハッキリと明確に自分の
プレゼンテーションボードが出来ると思います。
丹波からは大分離れてしまったけど、新しい社会のあり方は
個人の暮らしから始まるという自覚(デザイン)があってこそかな
と思います。